タクテク
昭和歌謡好き大学生の雑記
プロフィール



T.Ueda

電子機器と昭和歌謡を愛する理系大学生

パッシブPFC搭載オーディオ用アナログ電源の開発
その1:仕様の確認

日付:2019/10/04

1:オーディオ用電源といえば…

初期状態 回路図  オーディオ用電源にスイッチング電源は禁物、ということで大抵は大型トランスと大容量コンデンサを 組み合わせた、ある意味「原始的」な電源が多いように感じます。しかし、これでは突入電流はおろか 「EMI対策?なにそれ」みたいな状況になってしまうのでスイッチングはしないけれどそれなりに高効率なアナログ電源を 設計してみます。

2:主要部品

使用するトランス  メイン部品のトランスは以前に購入した豊澄電源機器製のHTR-123です。12V3A×2回路の72VAで質量約1.9kg昨今のスイッチング電源に比べれば非常に重いです。 実は以前にこれを使って非常に原始的なリニア電源を作っていました。

トランス 上面  そして、その製作途中にトランス上面から同線の切れ端を入れてしまい、ショートさせてトランスを買い替えています。この上面にフタとかつけてくれないのかな…

キャパシタ  キャパシタもその時に購入したニッケミのKMHシリーズ105℃品 25V4700μFを4つ使用します。別に高級品ではないですが、安心のニッケミ製です。 撮影用に沖縄の伝統工芸品ミンサー織りマウスパッドの上に整然と並べてみました。

3:仕様の確認

というわけで、仕様は とします。次回からは具体的な回路設計について書いていきます。