タクテク
昭和歌謡好き大学生の雑記
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T.Ueda

電子機器と昭和歌謡を愛する理系大学生

山水と自作アンプを比較する

日付:2020/03/11

1:偶然にも…

前回は自作アンプの音質について書いたつもりでしたが、 単なるオーディオ論になってしまいました。というのも、我が家には比較対象となるようなオーディオ機器が なく、基準がなかったからです。
 自作アンプを鳴らしながら、「音質の基準となる既製品のアンプが欲しいなー」「ついでにサブウーファーも欲しいなー」 とかぼやいていた訳ですが、何とその日の午後に両方とも手に入れてしまったわけです。偶然にも程がある…

2:まさかの山水

 自動車用ではありますが、アンプ3台とウーファー1台を知り合いの方から譲っていただけました(ありがとうございます)。

富士通テン アンプ

 3台アンプのうち2台は共に、富士通テン製α3000Mでした。 我が家のかつての車に富士通テンのナビが付いていたので、なんか懐かしいです。 今はデンソーになったみたいですけど。

アンプ

 で、残り1台のアンプはなんか変な形をしているし、底面が銅メッキされていてなんか豪華だな、とか思ってたわけです。 「どこのメーカーだよ」と思いながら底面を見ると…

アンプ 底面

 そこにあった文字は

山水電気株式会社

 っておい、あのSANSUIじゃねえか。世代じゃないからあんまり詳しくないですが、とりあえず 「伝説のオーディオメーカー」的な認識です。

アンプ 調製

 ちなみに、このアンプは前のオーナーによって徹底した無接点化(切り替えスイッチとゲイン調整ノブの取り外し)、 及び内部コンデンサの打替え、更には内部配線の高品質化改造が行われています。端子のネジも銅製(メッキ?)のようで、 豪華な作りです。

おまけ:電子部品の音質

 半固定抵抗って音質的にどうなんですかね。僕の自作アンプはバイアス調整抵抗を半固定にしましたが、 別に固定でも良かった気がします。ただ、バイアス段なので直接音質には影響しないような気もします。
 僕はカップリングコンデンサレスを目指してアンプを作りましたが、カップリングコンデンサレスだとアンプが 不安定になりがちですし、何よりミキシング時はカップリングコンデンサありを想定しているらしいので倍音効果が 出にくくなってしまった気もします。結局、高音質って何なんですかね…

3:聴き比べてみる

バッテリー

 これらのアンプは自動車用なので、電源はDC12V。という訳で、自作ソーラー発電で蓄えた電力を使いました。 バイク用のバッテリーですね。 ちなみに僕は、最高のオーディオ用電源はバッテリーだと考えています。

シガープラグ

 その辺に転がっていたシガープラグをアンプに接続して電源供給。リモート端子も適当にプルアップしておきます。

音源

 で、聴き比べ対象曲は何となく岡本舞子「11月のソフィア」ということで。それ以外にも小泉今日子 「The Stardust Memory」とかを使いました。

 結果は、細かく言うと

山水>富士通テン≥自作アンプ

 って感じですかね。ただ、かなり微妙な差でした。 スピーカーが今一つなこと、音源のチョイスが微妙なこと、そして僕が「違いが分からない人間」 であることなどが明確に分からない理由ですかね。

4:サブウーファーを(無理やり)繋げてみる

サブウーファー

 また、一緒に頂いたサブウーファーも接続してみました。

コイル

 ネットワーク用コイルは持っていないので、適転がっていた謎のソレノイドを入れてみました。 そして、アンプの片チャンネルに並列接続しました。ただ、やはり専用アンプがないと効果は今一つでした。 この辺はまたネットワーク用コイルやRCA分岐とかを入手して改善しようと思います。