電子機器と昭和歌謡を愛する理系大学生
日付:2020/02/28
1:Ubuntuは意外と高機能で便利だが…
数あるLinuxディストリビューションの中でも有名で高機能なUbuntu。 しかしながら、流石にWindows/Macの二巨頭が強いため対応ソフトがかなり少ないのが難点です。 そんな中、プリンタードライバーは意外にも各社Linux向けドライバーを提供しているようで、 今回はEPSON PX-M970FをUbuntu 19.10と接続してみたのでその設定方法を解説します。 といっても、私はLinux系の知識に乏しいのでこれが最適な方法なのかは微妙ですが。
Linux用ドライバーはWindows/Mac用のダウンロードページではなく、
別の
「Epson Download Center」
というページから行います。
ここで型番を入力して、OSにLinuxを選択します。
対応Linux用ドライバーが配布されていればリストアップされます。
しかし、このサイトはなかなか出来が悪く、しょっちゅう応答がなくなります。あのEPSONなのに大丈夫かよ…。
今回はEPSONのビジネスインクジェットプリンター、PX-M780Fを設定してみます。
型番で検索し、対応ドライバーが配布されていればこの様に何種類か 出てくるはずです。今回は印刷機能のみを使いたいのでプリンタドライバを 選択。一番上のESC/Pとかいうやつです(てか今更ESC/Pなんだな)。その下のEpson Printer Utilityも今回はインストールしましたが、 あまり必要はなかったかも。
更にダウンロードタイプが表示されます。
正直言って何が何なのかよくわからないのですが、UbuntuはDebianの派生らしいので
".deb"ファイルをダウンロードします。私は64bit環境なので「amd64」をダウンロードしました。
古めのシステムの方は「i386」になるんですかね。
そして、LSBをインストールしろと書かれているので
3:依存関係エラー
後はインストールするだけということで
4:PPDファイルを取得
で、どうしようかとインストールファイルを展開して調べていたところ、 PPDファイルがあることを発見。これを直接インストールしたら解決できました。 まずはダウンロードしたファイルを右クリックし、「別のプログラムで開く」→「アーカイブマネージャー」 を選択します。
そして、右上の「展開」をクリックし、展開します。
展開された「opt」フォルダ内の、「Epson-inkjet-printer-escpr2/ppds」にアクセスします。
このフォルダの中に、大量のPPDファイル(PostScript形式のプリンタドライバー)が入っているので、 この中から目的のプリンタの型番に合うものを検索します。右上の虫眼鏡ボタンから検索をかけると良いでしょう。 そして、そのファイルを更に展開すると、PPDファイルが得られます。
5:プリンタを追加
同時に、システムにプリンタを追加します。設定から「デバイス」→「プリンタ」を選択し、 「プリンタの追加」をクリックします。USB接続であれば予めここにプリンタが表示されているかもしれません。 その場合はこの操作は不要です。今回は無線LAN接続されたプリンタを追加します。
しばらくすると、プリンタが自動的に検索されますのでこれを選択して追加します。
6:PPDファイルのインストール
そして、追加されたプリンタの設定ボタンから「プリンタの詳細」を選びます。
ここで、「PPDファイルの選択」から先程取得したPPDファイルを選択します。これでインストールは 完了です。「ドライバー」のところがGenericとかから変わればインストール成功です。