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T.Ueda

電子機器と昭和歌謡を愛する理系大学生

ノイキャ…ん?:JVC 完全ワイヤレスイヤホンHA-A50T

更新:2021/08/05

ハイライト

1:完全ワイヤレス+ノイキャン付きで実売1万円以下

 筆者は、Bluetoothイヤホンは低価格なやつを長らく使用しているのですが、最近では断線→修理を繰り返した結果段々線が短くなるという事態に。

というわけで今回は、人生初のノイズキャンセリング付き完全ワイヤレスイヤホンとして、JVCのHA-A50T を購入。使用感をレビューします。

JVC HA-A50T-A 完全ワイヤレスイヤホン ノイズキャンセリング 最大32時間再生 生活防水仕様 低反発イヤーピース付属 Bluetooth Ver5.0対応 ブルー

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 このイヤホンは、実売1万円以下という低価格ながら、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンであるという、コスパの高さが魅力です。同様に低価格帯のノイキャン対応イヤホンとしては、AnkerのSoundcore Liberty Air 2 Pro がありますが、こちらは複数機器とペアリングするマルチペアリングへの対応が微妙(マルチペアリング可能との情報もあるが、明記されていない)ということでパス。同価格帯の、ANC対応イヤホンはそれほど多くなく、その中でもバッテリー駆動時間が長いこととカラーリングがいい感じなことからHA-A50Tを選択。

2:同時充電も可能?

ATH-A50T 充電ケース

 選択した色はトープ…というらしいですが実際の色味ではグレー近いように感じます。何というか一昔前のPCみたいな色です。ケースにもバッテリーが内蔵されていて、本体だけでも約8時間、ケースを入れて約32時間(ノイキャンなしのカタログスペック)の使用が可能です。この値は競合製品に比べてやや長めなので、リモートワークや遠隔講義でイヤホンを1日中使う機会が増えている昨今に便利です。実際、朝から夕方までぶっ通しで使えます。

ATH-A50T 充電状況

 マニュアルではケースと本体の充電は別々になっていますが、両方の同時充電も可能でした。バッテリーには良くないかもしれませんが(個人的にはこういうバッテリーでバッテリーを充電するのは非効率な感じがして嫌いです)。

3:ノイキャ…ん?

ATH-A50T 低反発イヤーピース

 操作性とか音質とかはさておき、目玉機能のノイキャンについてレビューします。筆者はこれまでノイキャン搭載イヤホンを買ったことがないので比較は難しいですが、正直なところ低反発イヤーピースにより遮音性は高いけど、ノイキャンの効果は感じないという印象を受けました。ノイズの種類によって効果は異なるでしょうが、少なくともTVの音や人の声にはほぼ効果がなかったです。もっとうるさい環境では効果が出るかも知れませんが、ノイキャンはそこまで高性能ではなさそうです(ただし、ノイキャンが強いと今度は違和感が強くなるのでこの辺はバランスが難しい)。

追記:ノイキャン性能

 そのあと、電車内や航空機内でも使ってみたところ低音のノイズには割と効果があることがわかりました。

ATH-A50T サイズ比較

 また、連続再生時間が長いことと引き換えにサイズがかなり大きいこもと気になりました。特に厚みがかなりあるので、装着した際は耳から大きく飛び出し、正直ダサいです。さらに、耳から出っ張るせいで何かにぶつかってイヤホンが飛んでいくという事態になりやすいです。

4:やや甘い作りこみ

ATH-A50T タッチセンサー

 次は操作性について。この辺は完全ワイヤレスイヤホンの宿命でもありますが、左右それぞれにタッチ式のボタンが1つずつあるだけなので正直なところ操作性は悪いです。ちなみに、タッチセンサーの領域は盛り上がっているところ全体です。

 操作性はどの完全ワイヤレスイヤホンも似たようなものだとは思いますが、筆者がやや作りこみが甘いと感じた部分が2つあります。
 一つ目は、音声ガイダンスの音量がやたらとデカいという点。これはAmazonのレビューでもよく指摘されていましたが、ガイダンスの音量は音楽の音量と連動せず、一切の調整が不可とのことなのでどうすることもできないみたいです。
 2つ目は外音取り込みモードへの移行に時間がかかるという点。右側スイッチを1回タップするたびにノイキャンOFF→外音取り込み→ノイキャンと遷移するのですが、ノイキャンOFFから外音取り込みへと遷移する際に毎回デカい音で「アンビエント サ~ウンド」とアナウンスが入るので、遷移に時間がかかります。なので「話しかけられたから即座に対応」はできません。それに、ノイキャン状態の次は外音取り込みに遷移してほしいとも思います。この辺はやや作りこみが甘いと感じました。

追記:Bluetoothの安定性について

 TWSでしばし問題となるBluetoothの安定性。筆者はこれ以外にTWSを使ったことはないので比較はできないですが正直なところ接続の安定性は非常に悪いです。左右の音がズレたり、接続が切断されたりといったことが割と頻繁に発生します。これがこの製品特有なのかはわかりませんが、安定性を求めるならTWSは除外したほうが無難だと思います。

ATH-A50T

 最後になりましたが、音質は低音がやや弱いが、低価格帯イヤホンにありがちなこもり・残留ノイズが少なく悪くはないといった印象です。ただし、イコライザーはないので音質が気に入らなかった場合にどうしようもないのはマイナスです。

5:Ankerのほうが良かった?

 全体として悪くはないが、もっと作り込めたような印象でした。正直なところ、Ankerのほうが良さそうな気もします、ちょっと高いですがQiに対応していたり、専用アプリがあったりと機能が充実していますし。

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