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昭和歌謡好き大学生の雑記
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T.Ueda

電子機器と昭和歌謡を愛する理系大学生

細かいことが気になるオタク:河合奈保子「あるばむ」を聴く

日付:2021/03/02

1:安直すぎるネーミング

前回から変わらず河合奈保子を聴き続け、所有する曲数もついに100曲を超えました。流石に聴きすぎて最近はAKBを聴き始め、いよいよ方向性が分からなくなっている筆者。今回は1983年発売の5thアルバム『あるばむ』という、クソ安直なネーミングのアルバムを聴きながら、思ったことを好き放題に書いていこうと思います。

CD全体

 まず、やっぱり気になるのはアルバムに『あるばむ』と名づけるネーミングセンス。ジャケットのデザインから分かるように音楽のアルバムと写真のアルバムを掛けているのでしょうが、この安直さはいかにも昭和って感じがします。まあ、その安直さが好きなんですが。

2:流石にその売り文句は…

CD 帯

前回はCDの帯の売り文句に着目しましたが、今回も何が書いてあるか見ていきましょう。そこにあった文章は、

憧れ、自分流。―憧れ重ねて、自分を見つける。
奈保子、今が素敵だ。

 いや、流石にキモくない?誰が書いたのか知りませんが、最後の一言「奈保子、今が素敵だ」はなかなかの破壊力です。文章も意味不明だし。だいたい1人称誰だよ。

CD 歌詞カード

 歌詞カードには来生えつこさんと八木誠さんの文章が掲載されているんですが、この無駄にカタカナにするあたりもなかなかに昭和です。「奈保子に興味シンシン」、こちらも正直ちょっと気持ち悪いです。ちなみに、歌詞カードにはそれ以外にも手書き歌詞(のスキャンしたもの)が掲載されていたりと見ていて面白かったです。こういうのがあるからあえてCDを買ってしまいます。

3:どこかで見たことがあると思ったら

 筆者は音楽の知識が皆無なため、前回同様、曲の内容については(どの曲もいいけど)特に印象に残ったもののみ軽く触れるだけになります。曲の内容は基本一言でめちゃくちゃ雑にまとめます。

1曲目「Invitation」:ペナントを買う理由

CD 帯 2

 まず1曲目はInvitation。曲の内容は「初めて彼氏の家に行った」というもの。この曲は各種ベスト盤にも収録されていてそこそこ有名かと思います。曲タイトルは英語だけど帯にはカタカナで「インビテーション」。違和感しかないです。

 「Invitation」は、曲の最初のフレーズ「ペナントだらけの あなたの部屋に」が印象的です。ペナントといえば「昔はみんな集めていたらしいけど、もはや見たことはない伝説の存在」といった印象です。というかなぜあれを集めようと思ったのか、その世代の人に聞いてみたい。

2曲目「ダブル・デイト」:どこかで見たことがあるような…

 2曲目「ダブル・デイト」は、文字通りダブルデイトの様子を描いた曲で、「内容は薄いけどとりあえず可愛らしい」という典型的なアイドル歌謡の曲調となっています。曲中に「スター・ウォーズ」という単語が出てくるんですが、スター・ウォーズって結構古いんですね(1977年らしい)。
 そういえばこの曲名、どこかで見たことがあるような…ということで筆者が思い出した曲は岡田有希子「ファースト・デイト」

岡田有希子 ファースト・デイト

 明らかに曲タイトルが似ている2つの曲。これは偶然の一致ではないだろう、ということで調べるといずれも作詞:竹内まりや。こういう発見って結構嬉しいです。

4曲目「砂の傷あと」:「ビーチボーイズ」を「鳴らす」?

 4曲目「砂の傷あと」は、彼氏が意外と遊び人だったといった内容。「どんな夢もかなうと 信じたあの日は もう帰らないのね」という歌いだしも印象的ですが、筆者がなんとなく気になった歌詞がこちら。

季節はずれの ビーチボーイズ鳴らして ひとりでたたずむ

 これを聴いて、筆者は「ビーチボーイズって鳴らすものじゃないよね?」と思ったのですが、「鳴らす」には「言い立てる」という意味があるようで、単に「季節外れだと批判する」くらいの意味のようです(たぶん)。完全に筆者の国語力の低さが露呈してしまいました。また、

髪を切るわ 昨日の私にさようなら

という歌詞が何となく「リメンバー」の歌詞に似ているように感じましたが、別に作詞者は同じではなかったです。「リメンバー」はシングル「UNバランス」のB面ですが、結構気に入ってます。

7曲目「ささやかなイマジネーション」:パジャマへの「こころざし」?

 ちょっと飛んで7曲目「ささやかなイマジネーション」。曲の内容は「二人で家でのんびり過ごしたい」みたいなところですかね(雑)。

プチリリメーカー

 筆者は、曲を買うと歌詞カード片手にプチリリメーカーで同期テキストを作成するのですが、この作業を行っていると時々歌詞の間違いやおかしなところを発見します。で、今回気になった箇所が次の一節

パジャマ同志 眠り足りた ブランチタイムで

いや、その同志は「こころざしを同じくするもの」であって、正しくは「同じ仲間」の同士でしょ。なんか深い意味があるのかもしれませんが、流石にパジャマへのこころざしはないと思います

9曲目「オレンジ通り5番街(振り向いてアベニュー)」:デジタル時計の表示素子を想像する

オレンジ通り5番街ってどこだよと思ったのですが、そういう名前のラジオ番組のオープニングテーマだったようです。曲の内容を一言で表すのが面倒になってきたので各自調べてください。で、この曲で筆者が注目した歌詞は

オレンジ通りで デジタル時計が オレンジ色の 時を刻み

このアルバムのリリースは1983年。ちょうとG-SHOCKが発売された年なのでまだまだ「デジタル時計」という単語に最新というイメージがあったのではないかと思いますが、そんなことよりも筆者が気になるのはオレンジ色という単語。機械オタクの筆者はこれを聴いて時計の表示素子がオレンジ色だったのかなとか、じゃあ液晶じゃなくてVFDかなとか、おおよそ曲とは関係ないことを想像してしまいます。なんか昔の機器って緑とかオレンジ色の表示素子が多いですよね。青色ダイオードがなかったからだとは思いますが、どう考えてもグリーンディスプレイは見づらい気がします。

10曲目「恋ならば少し…」:最後の曲にふさわしい、美しい曲

 アルバム最後の曲は来生姉弟作詞・作曲で、ゆったりしていて美しい曲です。伸びやかな歌声もあいまってアルバムの締めくくりにふさわしい1曲だと思います…と無理してそれっぽいことを書きましたがやっぱり締りが悪いです。まあ要はいい曲だよということで今回の記事は終わりにしたいと思います。