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昭和歌謡好き大学生の雑記
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T.Ueda

電子機器と昭和歌謡を愛する理系大学生

ファンであること[DVDBOX:NAOKO ETERNAL SONGS]

日付:2021/04/24

1:2万円の価値

 小3のときに昭和歌謡の素晴らしさを発見してから昭和の曲を「浅く、広く」聞き始めた筆者ですが、ここ1年ほど河合奈保子にハマっており、資格試験が終わった解放感も相俟って勢いで2万円もするDVDBOXを買ってしまいました。まあ、買ってしまったものはしょうがないのですが、それから約1週間ほどして衝撃の事実(DVDには再販売価格維持がなく、もっと安く購入できた)が発覚したので記事にしています。その辺のことは後で書くとして、まずは筆者が一番気になった2万円+税という価格が内容に見合っているのかという点を評価していきたいと思います。

NAOKO ETERNAL SONGS [DVD]

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購入品 DVD

 今回筆者が購入したDVDBOX「NAOKO ETERNAL SONGS」は、2020年12月23日に新たに発売された、TBSでの歌唱を集めた作品。「ザ・ベストテン」「8時だョ!全員集合」などの、かの有名な(といっても名前しか知りませんが)番組から放送113回分が4枚のDVDに収録されています。内容の詳細やダイジェスト動画はコロンビア公式HPで確認できます。筆者はダイジェスト動画の「北駅のソリチュード」を見て購入を決意した次第です。

DVDBOX 内容

 縦長の「箱」に、DVD4枚が納められたケースと、歌詞+写真が収録されたブックレットで構成されています。

DVD 表面

 DVDはそれぞれ同じようで微妙に違う模様が印刷されています(この模様ってなんか意味あるんですかね)。全て片面1層で、「意外とデータ量、少ないな」と思ったんですが、そもそも80年代の映像なのでそんなもんでしょう(だいたい1枚1時間ちょっと)。DVDを取るとジャケット写真が出てきます。いつも思うんですけどこの「UNバランス」の写真に写っている金属の手すりみたいなやつ、何なんですか?

ブックレット

 付属のブックレットは、前半は写真、後半は歌詞で構成。質感は高いですが中身はあくまで白黒で、まあ普通な印象。歌詞が載ってると何かと便利ですよね。

シュリンクラプ

 外箱は本当にただの箱なので、開封後は持ち上げると中身が滑り落ちる点がちょっと面倒です。ちなみに筆者は意地でもシュリンクラップを残したいタイプなので、CDもカッターナイフで頑張って側面だけ開封します。

 購入してまだ1週間程度で、それほど鑑賞したわけではありませんが、内容についての印象はこんな感じです。

画質・音質

 古い映像だから仕方ないですが、画質・音質にはバラツキがありました。ただし、全編リマスターのおかげなのか、40年近く前の映像としてはかなり健闘している印象。画質については、80年代後半になってくるとかなり鮮明な映像で「当時でもこんなに高精細だったんだな」と思う位でした。音質については、TV放送という特性からだとは思いますがややボーカルが遠いものが多いように感じました(単に筆者が「ラウドネスウォー世代」だからかも知れませんが)。

コンテンツ

 収録内容は、民放ということもありバラエティー豊かでした。一般的なステージでの歌唱はもちろん、バブル感のあるリゾートホテルや大型商業施設での歌唱も収録されており、なかなか面白かったです。周囲の観客やスタッフへとカメラを振るシーンもあり、「昭和感」を味わうことができる点も高評価でした。ちなみに、会場からの強烈な「奈保子ちゃんコール」を確認することもできます(正直「お前らは黙れ」と思いました)。
 付属のブックレットについては、歌詞や収録曲リストなどが掲載されていますが、個人的には各収録会場名などの付加情報も付けてほしかったと思いました。古い映像なのでなかなか難しいとは思いますが、「どこで歌っているのか」が分からない映像が多かったです。

収録内容

 収録内容については、(そもそもTBSで放送されたことのある曲がどれなのか知らないので何とも言えないですが)マイナーな曲の収録はやや少ないイメージでした。基本的にはシングルA面のみ、といった印象。まあ、元になった番組が「ザ・ベストテン」とかだから当たり前なんでしょうが、「あの曲の歌唱シーンも見たかったな~」と思うことが多々ありました。

どうでもいい発見

 筆者はこれまでライブ映像をほぼ見たことがなかったので、「そこってそうだったんだ~」みたいな発見がしばしありました。例えば

  • 「大きな森の小さなお家」では、2回目の「ナーイナイ」も自分で復唱してる(今まではコーラスだと思ってた)
  • 一部のライブでは、「ムーンライト・キッス」のカスタネットを自分で叩きながら歌唱している

といった点が非常にしょうもないけれど割と印象に残りました。それにしても「大きな森の小さなお家」ってメルヘンチックな曲調なのに、この上なく意味深な内容だよな…

2:ファンであること

 結局、2万円の価値はあったのかという話ですが、販売数が少ないであろう点を考慮すると妥当な価格設定だろうとは思うもののやっぱり高いと言うのが本音です。現実問題として現在進行形で人気のある番組のDVDBOXと比べれば販売数はかなり少ないでしょうし、昔の映像を引っ張り出してきて権利関係を整理し、全てリマスタリングする手間も考慮すれば高価になってしまうのは仕方ないでしょう。また、こうも思うわけです。

「高い」と言いながらも買うのがファンである

と。結論としてはあなたがファンであるならば、この商品は2万円の価値があるでしょうということです。

3:再販売価格維持の思い込み

CD

 最後に、発覚した衝撃の事実について。筆者はこのDVDBOXを実店舗で定価で購入しました。日本ではCDは再販売価格維持制度があるので、基本は定価販売なわけです。(その例外がこのAKBのシングル。CD+DVD+写真という豪華仕様なのに1000円以下で投げ売りされていたので思わず購入しました。まさに諸行無常)「じゃあDVDも定価でしか売ってないだろ」と思い込んでいた筆者ですが、この記事を書くにあたってDVDは再販売価格維持制度の対象外であり、普通に5000円オフとかで売られていることが発覚。割とショックでしたが何も見なかったことにしておきます(とは言いながらしっかりアフィカスリンクは貼っていく)。

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DVD 再生

 それにしても、DVDってCSS/CPRMの関係で再生するの面倒ですよね。本当に「DeCSS、ありがとう」って感じです。