ネットワークカメラ CS-QS10は一人暮らしの防犯対策に最適なのか
日付:2020/02/08
1:室内用ネットワークカメラは少ない
大学生のボッチ生活なので昼間は何かと家を空けがち。ということで、(それほど貴重品があるわけではないのですが)室内を監視するためのネットワークカメラを設置しようと考えました。
監視カメラは普通は屋外に取り付けるものなので、そもそも室内用は品種が少なめです。
その中でも、クラウドストレージへの録画や安定の有線LAN接続(オタクは有線が大好き)ができ、価格もそこそこ安価なカメラとしてPLANEXのスマカメ2
CS-QS10
を購入することにしました。
具体的に何ができるのかというと、大まかには
1:スマホやPCで、外出先から自宅の様子を確認(暗視対応)
2:挿入したmicroSDカードに録画(動体検知にも対応)
3:オプションのクラウドレコーダーでGoogle DriveかDropboxへ録画ファイルの自動アップロード及びカメラの死活監視(ping確認)が可能
といった所です。動体検知に若干の難はあるものの、接続性やその他の機能は大方はいい感じだったのでレビューしてみます。
2:購入したもの
という訳で、台風が接近する中秋葉原で一式購入してきました。
1:スマカメ
CS-QS10
(右)
2:
スマカメクラウドレコーダー
(左)
3:16GB microSDカード(下)
クラウドレコーダーについては別記事でレビューします。
3:CS-QS10
内容物は
1:カメラ本体
2:スタンド
3:マニュアル類
4:「スマカメ録画中」ステッカー
5:ACアダプタ、USBケーブル、壁固定用ネジが入った箱
でした。
4:電源はmicroUSB
スマカメCS-QS10の電源は5VでmicroUSBによる給電です。普通のスマートフォン充電器でも動作しますが、ACアダプタとmicroUSBケーブル(約1m)が付属しています。USBケーブルは少し短いかな。
ACアダプタはプラグが横向きで上下のソケットを侵害しないのでいい感じです(安っぽいけど)。
5:付属スタンドはやはり壁固定用
壁固定用のスタンドが付属しているのですが、土台部分が広いので机上に置くこともできます。ただ、固定穴が背面にあるので安定性は悪いです。また、これ以上下に向けることもできません。
また、この使い方だとLANケーブルと机の距離が厳しいです。付属のUSBケーブルは(何故か)L字型なので問題ないですが、フラットタイプのケーブルでもこの感じなのでちょっときつい。
普通はWi-Fiで接続するので問題ないのかもしれませんが。
6:クリップ式スタンドを購入
賃貸なので壁にネジ打ちは不可能、ということでPLANEX純正オプションのクリップ式スタンド、その名も型番『CLIP-STAND』を購入(616円)。なんかあまりやる気のない箱でした。
取扱説明書はなく、箱に本体のみが入っていました。クリップは強力で、かつゴムが貼ってあり質感は悪くないです。色はスマカメ本体は白なのですが、クリップはどちらかといえばベージュです。
普通、「用途外使用禁止」とか書かれていますが、PLANEXのホームページによれば「『スマカメ』に限らずデジタルカメラ、ビデオカメラ、アクションカメラといった様々な機器の取り付けにご利用いただけます」
とのことなので、色々なことに使ってね、とのことらしいです。
雲台部は安っぽいです。そして、角度調節ネジを緩めると雲台がクリップから外れるという謎仕様で使い勝手は今ひとつです。スマカメとの固定もしづらいです。クリップは良いんですがね…
7:クリップ式スタンドでテーブルに固定
という訳で、クリップ式スタンドで部屋の隅の机に固定しました。画角は水平103度、垂直76度なので部屋の角の低い位置でも十分映ります。
8:初期設定
初期設定は専用のスマホアプリで行います。Playストアでの評価は今ひとつみたいですが、私の環境では特に問題なく動作しています。背面のQRコードを読み取れば基本的には設定が完了します。
それほど難易度は高くないと思います。
9:アプリの使い勝手
スマホアプリのUIも先進的ではないが簡素で悪くないです。イベント録画動画の再生も可能です。右上のボタンから簡単に「みまもりモード」を開始できます。
よって、外出時だけ動態検知録画を行う、といった使い方が可能です。現実的にはPLANEXが提供しているIFTTTサービスを使うほうが楽だとは思いますが。
私は使ったことがないですが、スマカメと通話することもできるみたいです。
Windows版のアプリも提供されています。ただ、こちらは接続が不安定なうえ、取扱説明書がありません。基本的なUIはスマホアプリと同じなので問題はないですが。
10:運用してみて
私はIFTTTサービスを用いて、OK Googleに話しかけることで動態検知録画を切り替えられるようにし、
外出時は動態検知録画を有効にする、という使い方をしています。
その結果、まず問題になったのが誤検知です。感度を「低」にすればかなり少なくなりますたが、それでも一日数件の誤検知が発生します。
動態を検出するとスマホに通知が入るのですが、いわゆる「オオカミが来た」状態になります。外光の変化が影響しているのかもしれませんがもう少し頑張ってほしかったです。
それでも、全体的には良好です。特に外出先で繋がらないこともなかったので、防犯よりもペットの監視とかには最適かなと思います。
11:<2020/01/30追記>ファームアップデートについて
2020/01/28にファームウェアVer1.37が公表されました。更新内容は動体検知の改善とのことでしたので早速導入。
すると、誤検知は軽減されました。それでもちょっと感度が高すぎるかな、という気はします。
更に、スマホ用アプリにもアップデートが入りました。これは新機種への対応が主みたいですが、
この更新で新機種の広告テロップが最下部に追加されました。これは何だか目障りです。
12:結論
ファームウェアアップデートで動体検知の問題が解消されたので、大分不満が少なくなったと思います。
有線/無線LAN両対応で、オプションによりクラウド保存も可能、そして割合低価格なので見守り用ネットワークカメラとして
有力候補ではないでしょうか。