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昭和歌謡好き大学生の雑記
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T.Ueda

電子機器と昭和歌謡を愛する理系大学生

プリンター、10年の進化[EPSON EP-885AW]

日付:2023/04/02

1:ペーパーレスの時代だけど

 「5G×AIによるDX」みたいなよくわからん標語が掲げられる現代においてもなんだかんだないと不便なプリンター

互換インク

 筆者はこれまで2011年製造のプリンター「EPSON EP-904A」を10年以上使い続けてきたのですが、適当な互換インクを挿しまくって使った結果まともにカラー印刷できないレベルでヘッドが目詰まりしていました。

排紙トレイ 爪 破損

 あと排紙トレイを勢いよく引っ張ると外れるし、なによりめっちゃデカくて邪魔ということでリプレースすることに。

EP-885AW

 ただ、今更プリンターにお金をかけたくなかったので今回はふるさと納税を利用してEPSONの最新機種EP-885AWを実質タダで入手したので、あまり進化の余地がなさそうなプリンターはどのように進化したのかを確認していきます。

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2:自動両面対応でこのサイズ感!

EP-904A サイズ

 見た目でわかる進化としてはやはり大幅に小型化された点がありがたい。元々使っていたEP-904Aは当時のハイエンドモデルなのでADFまでついていることもあり、とにかく巨大です。この食卓を占領している写真を見てもらえばよくわかると思いますが、背面に外付けの自動両面ユニットを取り付けると更に巨大化します。あと重量10kg超えでめちゃくちゃ重い。

EP-885AW

 対してEP-885AW、こちらはADFこそないものの自動両面ユニット内蔵でこの小ささ。重量も約6.7kgとかなり軽くなりました。

EP-885AW 給紙トレイ

 サイズが小さくなった分用紙トレイは極限的な薄さとなっていますが、それでもA4を100枚セットできるようなので家庭用プリンターとしては十分です。

EP-885AW 手差しトレイ

 何気に手差しトレイもついているのは嬉しい(少量印刷時にサッと紙をセットできる)。

表面処理

 ホワイトはマット仕上げになっていて、高級感というほどではありませんが質感は上々、天面に貼られた注意書きのシールが目立っているのがちょっと残念ですが。

3:面倒な「あの作業」が自動化!

 そして、個人的に「これいいじゃん」と思ったのが「自動電源オン機能」と「排紙トレイ自動オープン」。特にプリンターをデスクから離れた場所に設置している人はこんな経験があると思います。

  1. 「これ、印刷しよう」と思い立つ
  2. 席を立ち、プリンターのところまで行って電源オン・排紙トレイを引き出す
  3. 席にもどって印刷指示
  4. 再びプリンターのところまで行って印刷物を取る(ここで設定ミスとかで印刷エラーになっていたら3に戻る)

筆者も実家にいたころはプリンターとPCを3往復くらいしていました。

 それがこのプリンターなら自動で排紙トレイが出てくるので、いちいち排紙トレイを引っ張りに行く必要がないわけです。さらに、(筆者は手近に設置しているので設定していませんが)自動電源オン機能を使えば印刷指示を送るだけで自動で電源が入り、排紙トレイが出てくるわけです。もちろん無線LANも搭載されているので、PCから離れた位置に設置した場合に非常に便利だと思います。
 逆に、筆者のように真横に設置した場合は手で出し入れしたほうが早いからちょっと微妙な気がするのも事実ですが。

4:年々小さくなるインク

 そんな感じで進化なんてもうしないと思っていたプリンターもちゃんと進化していたわけですが、唯一価格だけは進化したとは言えないのが現状です。

 筆者が元々使っていたEP-904A、これは2011年当時のハイエンドモデルですが価格は3万円台前半だったと記憶しています。一方今回のEP-885AWはミドルレンジモデルにもかかわらず実売価格は3万円超え。正直なところ自腹購入だったらもっと安いモデルにしていたと思います。

メンテナンスボックス

 また、EP-904Aでは不可能だったメンテナンスボックスの交換にも対応していて末永く使えるわけですが…

インクカートリッジ サイズ比較

 EPSONのプリンターのインクって年々小さくなっている気がするんですよね。このインクカートリッジの小ささ、結構衝撃的でした。

 このプリンターがどうかは知りませんが、実家のプリンターをPX-M780Fから後継のPX-M730Fに買い換えたとき明らかにインクカートリッジが小さくなったことがありましたし、実際にカタログを見てみるとランニングコストが上昇していたので特に印刷枚数が多い人は注意が必要です、というかEPSONは高いので枚数が多いならエコタンクモデルか他社のほうがいいと思います。

写真印刷

 たまたまEPSONの最上位写真用紙「クリスピア」が余っていたので適当な写真を印刷してみたらその鮮やかさの驚いたんですが、それと同時にこの1枚にインクコスト約29.7円+用紙代約20円がかかっているという事実を考えると迂闊に大量印刷なんてできなくなります…

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5:結論

 確かに進化はしているけれど…

  • たまにしか使わないならもっと安いやつで十分
  • 印刷しまくるならランニングコストが安い他の機種のほうがいい

ただ印刷品質が素晴らしいことは事実なので画質を求める方には向いているのかもしれません、あとタダでもらえたからすべて満足

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おまけ

EPSON本社

 諏訪湖に行ったときにCANONのカメラで撮影したEPSON本社。