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昭和歌謡好き大学生の雑記
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T.Ueda

電子機器と昭和歌謡を愛する理系大学生

TOEIC900点超えの世界

日付:2022/01/11

1:単なる自慢

 筆者は初めてTOEICを受験したときに900点を取り、完全に満足して英語の勉強をサボり続けた結果スコアが850点に低下。これは流石にまずい、でも真面目に勉強はしたくないということで短期詰め込み型でのTOEIC対策を実施。

TOEIC L&R スコア

 その結果、955点を取得できたので今回はこれを自慢しつつTOEICスコアアップに役立った本を紹介したり、TOEICの点数と実際の英語力がいかに比例しないかを説明していこうと思います。

2:参考書がない?

 アフィリエイトで小銭稼ぎを目論むブロガーらしく、まずはどんな参考書を使ったかを書いていきたいのですが、 星の数ほどあるTOEICの参考書の中で900点を上回るようなスコアを対象とした参考書は極めて少ないんですよね。だいたいは600~700点台、あっても800点くらいまで。

TOEIC L&R スコア分布

 それもそのはず、TOEICの平均スコアは600点台なので「700点を目指そう」みたいな本がボリュームゾーンになるわけです(スコア分布はTOEIC公式HPより引用)。

 で、そんな中「高い難易度」と「圧倒的なボリューム」を持つTOEIC対策本が揃っているスリーエーネットワークの「極めろ!」シリーズを発見。その中から以下の2冊を購入しました。

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 このシリーズには満点を目標とした本も多くあり、かつ時に700ページを超える圧倒的なボリューム感を誇るため満点に迫るスコアを目指す方には最適だと思います。筆者はリスニングは一度満点を取ったことがあるのですがリーディングはそれほどでもなく、かつPart7が苦手なのでこの2冊を選定。なお、そのあまりのボリューム感に私の単純な怠惰が合わさっていずれの本も最後まで解ききっておりません

 で、試験3日前くらいになって「そういえば俺って文法が苦手だった」ということを思い出し、急遽この本を購入。TOEIC特有の文法問題を大急ぎで叩き込みました。

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 学習期間が短すぎてあんまり定着はしなかったですが、この本はTOEIC特有の「文法問題のクセ」が非常によくまとめられていて役に立ちました。あとは前回のTOEIC受験レポートでも書いたようにひたすらシステム英単語を使って単語を頭に叩き込みました。学習期間は1か月以下というところでしょうか。

 TOEIC900点超えってなんか途方もない世界のように言われることがよくありますが、実際のところTOEICってかなりクセがあるので逆に言えばTOEIC向けの対策をすれば十分目指せると思います。あと、統計的処理に基づいた採点で全問正解じゃなくても満点を取れるのでその気になれば990点も不可能ではないでしょう。実際、今回のリスニングは絶対に全問正解じゃないのにフルスコアでしたし、リーディングは時間配分をミスったけど460点だったので。

 というわけでみんなも990点を目指そう!…と言いたいところなんですが、残念ながらTOEICでフルスコアを目指すのは無意味だと思うんですよね。というわけで次は「TOEICのスコアがいかに無意味か」を解説していきます。

3:「900点超え」のデメリット?

 「TOEIC900点超えです」と言われれば「英語得意なんですね」という感想を持つかと思います。でも、800点くらいまでならまだしも900点を超えてくるとそれはもはや「TOEICが得意なだけ」の領域になってくると考えています。

 というのも、何度も言うようにTOEICって結構クセがあるので、900点台になってくると「攻略法」みたいな世界になってくるわけです。だから800点くらいを取れるならば攻略法さえ会得すれば満点も不可能ではないとは思いますが、同時に英語力の向上にはそれほどつながらないとも思います。私も実際の英語力としては

  • 日常会話さえままならない
  • 文法や単語のスペルはめちゃくちゃ
  • 長文や複雑な文も読めなくはないけど時間と体力が必要
  • ましてや英作文なんて無理

といった感じで使えたもんじゃないです。もっと具体的な例で言うならばリスニングは満点だけど海外Youtuberの動画は字幕をつければギリわかるくらい(それでも辞書を引きながらだけど)。

 というか、なんなら無暗にTOEICのスコアを上げることにはデメリットが存在すると思うんですよね。例えば「TOEIC900点超えです」と言って会社に入社したとしましょう。そうしたら絶対こうなると思います。

  • 「君、英語得意だよね? この書類の翻訳くらいすぐできるよね?
  • 「君、英語得意だよね? 来週から海外出張頼むわ。」

それで給料が2倍になるならいいんですけど、そんなことはないわけで…

というわけで、TOEICで極端な高得点を狙うことは無意味とは言いませんがあんまり意味はないと思います。

結論

 英語力よりも大切で、かつ私に圧倒的に足りていないもの、それは

コミュニケーション能力

 結局、コミュニケーション能力がある人は英語が一切できなくてもなんとかなるんですよね。
 あと、いい加減留学経験とかがほしいけどそんな行動力と勇気はない。