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昭和歌謡好き大学生の雑記
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T.Ueda

電子機器と昭和歌謡を愛する理系大学生

6000円のwebカメラ vs 8年前のコンデジ

日付:2023/09/17

1:今更webカメラを購入せざるを得なくなったワケ

 これまでPanasonicのコンデジをwebカメラ代わりにしていた筆者。最近はオンライン講義の減少に伴いその出番も少なくなっていたのですが、ここにきてSPIのオンライン会場はコンデジをwebカメラ化したものは使用不可という問題が出現し、急遽webカメラを購入することに。
 だいたいなぜUSB接続のwebカメラはOKでコンデジ+USBキャプチャはNGなのか、そういう何の意味もない規則を作りまくるから日本企業はオワコンなんだぞ、あと別にバレないだろ、とか色々思いながらも後で問題になっても嫌なので素直にwebカメラを買いました。まあ、コンデジとかHDMIキャプチャを毎回出してくるのも意外と面倒だったので、そこそこ画質の良いwebカメラに置き換えたかったという気持ちもあったりなかったり…

 webカメラといえば大抵画質が悪い・見た目がダサいという印象でしたが、今回購入したAnker PowerConf C200はそこそこの値段で高画質&見た目も悪くないということでこちらを選びました。

Anker PowerConf C200 ウェブカメラ コンパクトサイズ 2K ノイズリダクション オートゲインコントロール オートフォーカス 画角調整 プライバシーカバー

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 というわけで今回は、最近のwebカメラは2015年発売・6万円のコンデジを上回る画質を実現できるのか、検証していきます。

2:横長じゃない!

C200 全体

 まず、私がこのwebカメラを選んだ最大の理由といってもいいのがこれ、本体が立方体に近いことです。いや、そこかよっていう話ですが、だいたいwebカメラって無駄に横に長くてダサいし目障りじゃないですか。でもこれは立方体に近く、特に正面から見た時に目障りにならないデザイン、これは素晴らしい。ちなみに、正面のLEDはカメラへのアクセスがあると光ります。

PowerConf C200 プライバシーフィルター

 もちろん選んだ理由は見た目だけではないく、欲しい機能が一通り揃っているところも大きなポイントです。まずはプライバシーフィルターが内蔵されていること。「プライバシーフィルター付属!(上からテープで貼り付けてください)」みたいな意味不明な設計のwebカメラが割と見受けられましが、こちらは上のスイッチをスライドするだけでレンズを物理的にカバーすることができます。

三脚ネジ穴

 次に、三脚対応であること。三脚穴が開いているだけで設置の自由度が大幅に上がります。

マウント部

 ちなみに、三脚穴がある部分はこんな感じで展開することでディスプレイの上部に引っ掛けることができます。

ノートPCへの取付

 ヒンジが2か所にあるおかげでノートPCのようにディスプレイに角度がついている場合でも水平にすることが可能。滑り止めのゴムが付いているのでそこそこしっかりと取り付けられます。

ディスプレイ上部への設置

 私が普段使用している最近の製品にしてはやけに分厚いEIZOのディスプレイにも問題なく設置できました。

正面

 正面から見るとこんな感じ、横幅が狭いので非常にいい感じです。ただし、狭額ディスプレイだとちょっと表示領域にかぶってしまうかも。

Type-Cポート

 接続はもちろんType-Cで、Type-CしかないノートPCなんかにも簡単に接続できます。ただし、Type-Cポートが無駄に奥まっていてコネクタ部が小さいケーブルでないと使えないことと、コネクタが中華製品あるあるな2.0なのに青色の詐欺仕様なのは大幅減点です。

Anker PowerConf C200

 それ以外にも、解像度2KF2.0オートフォーカス搭載と、なかなか期待できるスペックとなっています。

専用ソフトでの画角設定

 また、専用ソフトウェアで画質や画角が調整可能で、特に画角を65・78・95度の3段階で切り替えられるのは非常に便利。筆者のようにデスクトップPCのディスプレイに設置すると距離が遠くなってしまうので普段は画角を狭くしておき、机全体や周囲も写したいときは画角を広くするという使い方ができます。ただし、他のアプリでカメラを使用中に切り替えることはできないのは仕様上仕方ないとはいえちょっと不便です。

3:「webカメラ感」のない映像は撮れるのか

LUMIX DMC-FZ300

 ではいよいよ、このwebカメラとコンデジを比較して、果たして6000円台でwebカメラっぽくない映像はとれるのか、検証していきます。なお、検証環境は夕暮れ時にシーリングライトを75%くらいで点灯させた、ちょっと暗い条件となっております。

FZ300 画質

 まずはコンデジ(FZ300)。このコンデジは8年前+センサーサイズは小さいということで盛大にノイズが乗っています。しかし、明るさと色の感じは流石は専用機っていう感じ。あと光学ズームも使えるので会場から配信する場合なんかは非常に便利(実際、人にズームしまくって遊んでた)。

PowerConf C200 画質 広角

 次に、PowerConf C200 (画角:95度)。ノイズは意外にもFZ300より少ないですが、明るさや色味、あと全体の「のっぺり感」はやっぱりwebカメラっぽいです。

PowerConf C200 画質 標準

 ちなみに、画角78度はこんな感じ。

PowerConf C200 画質 狭角

 65度ならこんな感じで結構寄れます。あと、AFはそれなりに速いです。

まとめ:画質を追及する理由

 結論としては、webカメラ感の残る画質ではあるものの、暗めの環境でもそれなりの画質が得られ、かつ外観や基本性能も優れていて6000円程度ということで普段使いのwebカメラとしては結構いい感じでした。特に画角調整機能とAFは便利でしたし。

画質調整

 画質についてはソフトである程度調整できるのでもうちょっと向上できるかもしれませんが、少なくともノートPC内蔵カメラとかよりは圧倒的に優れていますし、機能も充実しているのでwebカメラとしてはこれを買っておけば間違いない製品だと思います。というか、これ以上の画質を求めるならミラーレスとかを買うべきでしょう。

PowerConf C200 三脚への設置

 というか、ネットで配信するわけでもなく、そもそもたまにしか使わないwebカメラをこだわったところで何になるのかっていう話なんですが…

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